修理・修繕・交換②
PS扉交換(パイプスペース扉) ボンデ鋼板t-1.6
パイプスペース扉(PS扉)の取り換え用を製作させていただきました。
風に煽られて歪んでしまったPS両開き扉の交換用製作となります。
マンション建設時には同じサイズを数十枚~百数十枚を製作する
PS扉ですが、建築後10年以上たったメンテナンスでは
製作元が不明や廃盤になっていたりと、
なかなか交換用の扉を調達するのが困難な場合があります。
当社では1か所から同様のPS扉を製作することが
可能です!
ちなみに、マンションのガス給湯器を納めている扉を
ガスチャンバー扉と呼ぶこともあります。
今回も枠は既設を使用する方針ですが、
既設丁番は破損しており交換、丁番の位置も変更することに
なりました。
このような場合、枠側の新しく丁番をつける場所に
丁番用の補強がないことが多いので、今回は先に縦枠の上から下まで
補強板を取付けて既存枠と一体化させて丁番を取付けました。
既設丁番は破損しており交換、丁番の位置も変更することに
なりました。
このような場合、枠側の新しく丁番をつける場所に
丁番用の補強がないことが多いので、今回は先に縦枠の上から下まで
補強板を取付けて既存枠と一体化させて丁番を取付けました。
右の写真が補強板の様子になります。
丁番取付穴を開けていますので、この補強板を枠に取付けて頂くだけで
丁番位置が決定します。
この工法は枠の内々の寸法が補強板の分だけ小さくなりますので、
扉の寸法を少し小さくして製作しております。
取手はPS扉を設置する場所が他の既設とは離れている為、
少し形状が変わってもいいので新品を使用して欲しいとのご要望
でした。
PS両開き扉製作では既設のフランス落しのみ再使用となりました。
どうしても同じサイズのものが見つからず、既設の上下枠にも
穴が開いており、別の物に取り替えることもできませんでした。
このPS扉は下枠と扉下部の間に30㎜の隙間があるため
扉開閉時のフランス落しロッドを守るための曲げが扉より出ている形状となっております。
扉開閉時のフランス落しロッドを守るための曲げが扉より出ている形状となっております。
今回も塗装はお客様で現地にて行うとのことで
ボンデ鋼板の素地のままでのお渡しになりました。
ボンデ鋼鈑 電気亜鉛メッキ鋼板 SECC t-1.6ミリ
PS扉交換作成(ガスチャンバー扉) 3か所